腹痛との闘い
はじめまして。成蹊大学ワンダーフォーゲル部のトラブルメーカーで1年の池田です。今回の内容は、僕の命題でもある突如として襲いかかってくる腹痛への対処法についてです。
山にいるあいだは、どこにでもトイレがあるなどということは決してありません。また、日常生活においても腹痛時にトイレに行けない場面は多くあると思います。そんな場面にどう備え、どう対処するかについてオムツをして入試を受けた経験があるなど、お腹の脆さには人一倍の自信がある僕が自分なりの腹痛への対処法をまとめました。
まずは日頃から習慣的にできる対処法です。
①ヨーグルトやビオフェルミンのような整腸剤などを摂取する。
→腸内の乳酸菌、ビフィズス菌を初めとした善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。また、腸内環境が整っていると、便や屁の臭いも軽くなります。
②食物繊維をとって腸の働きを良くする。
→野菜や海藻類など食物繊維が豊富な食物をとることでスムーズなお通じになることは間違いありません。また、キャベツは胃にも優しいなど一石二鳥な食材もあります。
③食事の時間を固定し、早朝や深夜にできるだけ食事をしない。
→日によって大きく異なった食事のタイミングや、深夜、早朝の食事は胃腸への刺激になります。できるだけ規則正しい生活リズムを整えましょう。
④油の多い食事や極度に辛い食事を避ける。
→油や辛味成分は胃腸への負担が大きいため、食べた後や次の日のことを考え、ついつい食べたくなってしまう油や辛味の多い食事を控えることが胃腸のために求められます。
このように日頃から気をつけていれば腹痛を防いだり緩和したりできるようなことが多くあります。
しかし、それでも突発的な腹痛は起こり得ます。そんなときのために突然激しい腹痛に突然教われたときの対処法について記述したいと思います。
①最寄りのトイレに急行する。
→お腹が痛くなるということは、何らかの胃腸からのシグナルの可能性が非常に高いです。個人的な経験上、我慢すると事態が悪化してしまうことがほとんどです。そのため、少しでも兆候をとらえたらすぐに最寄りのトイレに直行することが一番大切だと考えます。
僕の場合は、普段から通学路やよくいく場所近辺のトイレの場所を把握するように努めながら生活しています。
②トイレが近くにないときは、とにかく耐える。
→トイレにいち早く向かうことが大前提ですが、どうしても近くにトイレがなかったり、その場を離れられないときは、おへそのしたにある丹田に力を入れ、移動するときには少しがに股で、あまり振動を与えないようにして歩くと、耐えられる時間が少しは増すと個人的に思います。
③薬の力を借りる。
→②で腹痛を耐えると書きましたが、やはり根性論だけではどうにもならないときもあります。そんなときには各種の下痢止めや、腸の働きを調整する正露丸を服用するという手段があります。
僕は決して大幸製薬のまわし者ではありませんが、正露丸は先日、生のイカを食べるなどによって発症するアニサキス症にも効果があるのではと話題になっていました。アニサキスにやられてしまったときには、是非試してみたいとと思います。
※下痢止めは、細菌やウィルスが原因ではない「過敏性腸症候群」には使用できますが、細菌やウィルスなどによる感染症が原因の場合は、便意を抑えてしまうことが症状の悪化に繋がるため、使用できません。
ちなみに僕はこの下痢止めがあまり効かない体質です。人によって効果がある薬には違いがあるようなので、いざというときのため、普段から効果のある薬を探しておくことが重要であると思います。
④お腹を腹巻きやカイロを使って温める。
→冷えによる腹痛の場合は言うまでもありませんが、他の原因の腹痛であってもお腹を冷やすことは自殺行為です。これからの時期は寒さもどんどん厳しくなってきます。いかなるときも腹痛を感じたらまずすべきは、お腹を温めることです。
⑤簡易トイレ、ペーパーを持ち歩く。
→さまざまな対処法を見てきましたが、人間ですので最終的にトイレに向かったり、対処法を行うその瞬間さえ我慢できないこともあると思います。万が一のときのために簡易トイレや、ペーパーも持ち歩くことがあなたの命綱になるときが訪れるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。多岐にわたる腹痛への対処法を並べましたが、ここで書いたことがいつかみなさんの名誉を救う時がくれば幸いです。僕は腹痛持ちですが、僕と同じように腹痛持ちのみなさんはもちろん、そうでない人も突然訪れる腹痛との闘いにみんなで一緒に挑んでいきましょう。
それではまた来週~